気になる数字をチェック! 第1回 『735』
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2013年9月2日
このコーナーでは気になる数字のチェックを行っていく。
「735」と聞いて何か思い当たる人はいるだろうか。
北海道大学の北キャンパスは農学部の第二農場として使われていた。大都市札幌のど真ん中に牛が放牧(?)され、飼料用のデントコーンの栽培が行われていた。春先には堆肥も撒かれてかぐわしい(?)臭気が漂う場所だった。隣接する北海道立の試験研究機関が集積するエリアは「研究団地」などとも呼ばれていたが、第二農場が北側になるため冬期間はモロに北からの風や雪が吹き付ける場所となり、「札幌のシベリア」などと揶揄する人もあったらしい。
平成10年に先端科学技術共同研究センター(現 北キャンパス総合研究棟3号館)が建設されて以降、次々に新しい研究棟、共同研究施設が建設されてきた。
平成15年に北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会が設置され、北大、道立研究機関、民間施設など協議会関係機関の協力を得て、常勤(正規職員)、非常勤(非正規の職員)を数えたところ485人であった。10年後、平成24年の調査では735人であった。
※北大R&BP推進協議会調べ
かつて「札幌のシベリア」と呼ばれたエリアで700人以上の研究者が働いているのである。
平成24年度補正予算で「フード&メディカル国際拠点」の建設が決まった。「735」がさらに大きくなり、北大R&BPの一層の発展が期待される。