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【結果発表】2020「世界を変える！ ビジネスアイデアコンテスト」最終発表・審査会

Report 2021年3月15日

応募件数１４件のうち、一次審査を通過した８件のアイデアの発表・審査会が行われました。

開催状況

日時：令和３年３月５日（金）13:00～17:00
会場：Sapporo Incubation Hub DRIVE
（札幌市中央区⼤通⻄3-6 北海道新聞本社ビル２F）

発表者

  1. Real Touch　　牧 　　駿
    リアル・ハプティクスでオンラインショッピングにモノの「感触」をもたらす
  2. 北海道情報⼤学　　⼩笠原 ⼀朗
    ３００年後も⽇本のお⽶を⾷べられる新たなる礎
  3. どさんこ　　阿部 有⾺・杉村 豪太
    バス停等を活⽤した観光情報や観光地・飲⾷店の魅⼒の発信
  4. 北海道⼤学量⼦ビーム材料⼯学研究室B　TlBrグループ　⼭⽯ 直也
    アルツハイマー病の確定診断を実現可能にする核医学診断装置部品の開発
  5. 合同会社Gugenka　　代表社員　丸⼭ 和良
    防犯を起点に空き家問題を解決する、「空き家の⾒守り神」
  6. 株式会社MARVELOUS　　代表取締役　志⽔ 洸⼀
    ⾼栄養素、⾼浸透⼒の新種の油「発酵ナノオイル」の販売
  7. 株式会社GreatValue　　廣澤 孝之
    売上シェア型資⾦調達、利益還元サービス
  8. 株式会社Kitalabs　　Gabil Aliyev
    www.2gaijin.com-Second hand item trade platform for foreigners
最優秀賞・北海道知事賞

株式会社MARVELOUS　代表取締役　志⽔ 洸⼀
「⾼栄養素、⾼浸透⼒の新種の油『発酵ナノオイル』の販売」

2010年に美容サロンMARVELOUSをオープンさせ、2015年にコスメ事業に着手した志水さんは、なんと2017年に自社の石鹸がロケット燃料になる可能性を発見。美容師さんがロケットという流れが驚きですね。この燃料開発中に発見されたオイルから「発酵ナノオイル」に繋がりました。今回はこの発酵ナノオイルを用いて商品開発を決意。ヘアカラーやパーマで喪失されたキューティクルは元に戻ることがないのですが、発酵ナノオイルをヘアケア商品に配合することで、髪の強度・水分量が増し、キューティクルの代わりにコーティングしてくれる商品に。これらの販売ビジネスです。他にも繊維を強くする特徴から、ウール等繊維への展開、発毛成分を生かした商品等、商品化への可能性はかなり高いものです。発表の冒頭で「世界中の女性の髪をキレイにする」商品の提案と仰っていました。期待しています。

優秀賞

北海道⼤学量⼦ビーム材料⼯学研究室B　TlBrグループ　⼭⽯ 直也
「アルツハイマー病の確定診断を実現可能にする核医学診断装置部品の開発」

近年平均寿命が大きく伸びているものの、健康寿命には乖離が進み、アルツハイマー病(AD)をはじめとする認知症に阻害されている。ADは早期対処により進行を遅らせることができることが分かってきており、発症前に早期発見するための診断装置が世界的に求められている。このことから、AD の診断に威力を発揮するPET(陽電子消滅断層撮影)の根幹部品であるガンマ線検出器に着目。新規半導体ガンマ線検出器を製造、販売するビジネスです。新規半導体ガンマ線検出器ではガンマ線の検出効率が10 倍上回るとされており、さらには原料価格も抑えられるという市場性・実現性が高く感じられるビジネスアイデアです。また、山石さんには、本コンテストの協力機関であります、ICTビジネス研究会より、3月12日(金)東京で開催される「Japanビジネスデザイン発見＆発表会η2021」への挑戦権が授与されました。

奨励賞

株式会社Kitalabs　Gabil Aliyev
「www.2gaijin.com-Second hand item trade platform for foreigners」

留学生が日本で生活環境を整えるために苦労する要素を自身の経験をもとに開発したソフトウェア「2gaijin.com」で解決することができます。利用者は、信頼のコミュニティシステムでユーザー間のつながりを得ることができ、安心して利用できます。次のステージではネット決済ができるようにする予定。マーケットは、さらに拡大し、大学(留学生)・SNS(日本在住外国人)・観光客を想定。コロナ渦の今だからこそニーズは増えているとのことでした。ガビルさんの躍進は止まらず、今後は、サービスプラットフォームのための「3gaijin…」、日本と外国のBtoBのための「4gaijin…」を展開していく予定とのことです。ガビルさんのお話を伺うと、本来は日本が、私たちが変わらなければいけない部分がたくさんありました。一緒に安心して楽しめる環境づくりをしたいと感じました。

奨励賞

どさんこ　　阿部 有⾺・杉村 豪太
「バス停等を活⽤した観光情報や観光地・飲⾷店の魅⼒の発信」

(左)阿部さん　(右)杉村さん

北海道の人口減少・少子高齢化、更にはその要因である若者の道外への流出を防ぐためのアイデアです。本当は魅⼒的な観光資源が多数存在するのに観光資源がほとんどないと思われている苫小牧。そんな苫小牧に降り立った方々にこの地の魅力を伝える〝バス停とQRコード”です。バス停に情報が盛り込まれたQRコード付きのポスターを貼り案内PR。QRコードを読み込むと積極的な案内動画が日本語、英語で流れるというもの。市内にあるバス停を観光スポットの紹介に活⽤したビジネスアイデアであり、苫⼩牧市や苫⼩牧港管理組合とも連携した取り組み。リアリティのある情報を発信できる仕組みであり可能性が感じられるビジネスアイデアです。わくわくポイントが高めですね。

事務局から

今年度で４回目となるビジネスアイデアコンテスト。相変わらずのコロナ渦ということで、会場内は関係者のみという形で行いました。

金融機関や支援機関の皆様には、LIVE配信でご視聴いただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。次年度は形を変えて、連携機関と共に、更にスタートアップ支援を行う予定です。

～最後だけほんの一瞬皆さんのお顔を拝見できました～

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